屋根上煙突の一番先に 「チムニーファン」 を付けるケースが増えてきました。普段のレンガ積み暖炉ではつけませんが、例えばレストランの焼き場やピザ窯の場合などです。しかしこのチムニーファンはあくまでもドラフトが弱い場合など、補助的に使用するのであって、業務用換気扇のように絶対に煙が室内に戻らないというわけではないです。薪ストーブの場合は問題無いのですが、開放型の暖炉の場合はチムニーファンを使っても室内に煙が戻ることもあります。
なぜか?
設置した現場の状況を見て傾向がわかったのですが、もともと煙突が短かった場合は煙が室内に漏れるケースが多いようです。つまりは、”チムニーファンはドラフトが弱い場合に補助的に使用する”ということなのです。
暖炉の開口面積が広いのに、煙突が短い場合にチムニーファンを付けても、煙は漏れます。または、そもそも煙突の径が小さい場合は無理です。
ピザ窯はどうか?というと、開口面積が小さいので、薪ストーブと同じくチムニーファンでも大丈夫なケースが多いです。ただ、ピザ窯の場合はチムニーファンというよも、アクアフィルターを使うのが最適です。
3面開口暖炉や天吊りフードの場合は注意が必要ですよ。
薪ストーブの場合は煙突の長さが多少短くても問題なく燃えます。
ストーブの場合は、機種と煙突の設置条件、暖炉の場合は開口面積と煙突の大きさ、煙突の高さ、などを確認した後、チムニーファンを付けたら大丈夫なのか?を検討します。
チムニーファンを付けたら全て解決というわけではないですよ。
まだまだ暑い日が続いております。
ご安全に